アメリカのお客様からオーダーをいただきました#3

みなさま、こんばんは♪今日の東京は一日恵みの雨でした、ヽ`个o(・ω・。)シトシト。 前にもお話したと思うのですが職人モモは「雨の日」が好きです。思うようにまとまらない前髪に「キィーッ!」となりつつも雨溜まりをかかとでピチャピチャ跳ねながら歩くと何となく童心に帰るのでしょうかね、楽しい気持ちになってくるんです♪雨は緑も生き生きと綺麗に見せてくれます。うちの坪庭の土埃も春竹の落ち葉もきれいさっぱり洗い流してくれるので、この時ばかりは手入れされた庭のように見えるのも気に入っています(笑)

拙宅の坪庭

雨の日は制作も進みます♪断続的な雨音がよいリズム感を生んでくれるのか、コツコツ地道に進める作業がいつもよりはかどります(ʃ⌣́,⌣́ƪ)ウトウト…ついでに眠気も来ますキマスw

制作中のポゴちゃんですが、リアルタイムではもう大詰めに入っています。鳥の制作は羽の重なりに合わせて尾の先から植毛していくのは、過去にお話ししたと思うのですが、尾羽から始まった植毛作業は尾からオチリまわりを経て腰羽を通過して、別作業で作っておいた風切り羽を胴体に装着して、それからそれから第二風切り羽、えーとそれからずんずん上に!ふんわりした背中の羽毛を被せてあとはお顔を仕上げるだけ!というところまで進んでいます。ブログでは大分後追いになってしまっていますが、本日は嘴やアンヨを装着した状態の「土台」の姿のフィギュアからご覧ください♪植毛前なのでスッポンポンです(笑)それでも何となく完成形を想像していただけるのではないかなと思います。        

白ピンは大事なオチリの穴の位置ですw

ここから延々と植毛作業が続きます。今回ポゴちゃん制作の為に用意した毛素材はこんな感じです。手触りの良さや染毛後の発色の良さを考えて厳選しました。(下の写真は染色後です)

染色作業は一羽分の材料すべてを一気に仕上げます。すべてを並べると色の違和感が見つけやすくなるからです。違和感を感じた材料は使えませんが、破棄はせずにいつか使える日まで大切にとっておきます。そしてもう一度新しい材料を正しい色あいになるように染め直します。

羽毛部分が染め上がると、次は羽の材料の染色をします。こちらも一羽分すべての材料を一気に染めます。染色作業はうまくいったかどうか実は完全に乾燥させるまで分かりません(;・∀・)これが実に厄介でして・・・w なので失敗分も加味して1.5倍の量の材料を染めます。ポゴちゃん(イエスズメ)一羽分でこのくらいの羽のパーツを用意します。

尾羽の材料(染色後)です。

翼のためのすべての材料(染色後)です♪

ちなみに上の写真の撮影後に、急に張り切りだしたクーラーの風で材料が四方八方に飛んでいきました。サルみたいに「ウッキーッ!(# `꒳´ )」となったのは言うまでもありませんw

すべての材料がそろったところで、いよいよ楽しい植毛作業が始まります!1ミリ単位で植毛していく作業がワクワクするくらい好きでして、かつら工場勤務に向いているんじゃないかしらと思うくらいなのです(笑) 植毛職人モモの手によってモフモフ胸毛が生えたポゴちゃんの様子をご覧ください♡オチリ画像もありますw

見えそうで見えないオチリ♡

あ、オチリまるみえw

お腹部分に使用した毛素材は本当に柔らかくてフワフワ。手に載せた時にじんわりと体温が伝わってくる感じがするほどなのです♡

尾羽が左右にカールしているのは「可愛らしいエピソード」に由来します♡ポゴちゃんは飼い主さまのパーカーの首筋部分に入り込んで眠るのが大好き♪その時に長い尾羽の先端がクルンと癖付けされてしまうのでしたヾ(*´∀`*)ノカワイー♡

そういえば、我が家の愛鳥さんたちも尾羽がクルンとなっていたり先っぽがボハボハになっていたりしました(笑)鳥かごのとまり木にとどまる時間が少なくて、いつもテーブルの上や肩や頭の上で長い尾羽をズリズリ引きずっていたからですね♪懐かしくも愛おしい想い出です(´0`*)♡

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